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マリレンクネーデル

★★★★☆     所要時間/1時間

あんずのことを、オーストリアではMarillen 【マリレン】といいます。
あんずの季節に一度は作るクネーデルです。
材料 (約15個分)
あんず
角砂糖
カッテージチーズ
   (裏ごしタイプ)
薄力粉
卵(Mサイズ)
パン粉(細目)
バター
粉砂糖
シナモン
15〜20個
15〜20個
200g

230g
1個
カップ1
20g
大さじ1
小さじ1
ひとつまみ




  • あんずの縦半分にだけ包丁を入れ、実が割れてしまわないよう気をつけながら種を取り除き、種の代わりに角砂糖を中に詰めたら、再び実を閉じておきます。
    あんずが小さい時には、角砂糖を縦半分に割って入れてください。でも、日本で売られているあんずは酸っぱいものが多いので、できれば丸々ひとつ入れた方が、おいしくできあがります。

  • 大きなお鍋にたっぷりの水を入れ、塩をひとつまみ加えて沸かしておきます。
作り方

  1. ボウルにカッテージチーズと薄力粉、卵を入れ、まんべんなく混ざるまでよく捏ねます。
    耳たぶより少しかためが理想です。やわらかすぎる時は薄力粉で、かたすぎる時は牛乳で調整してください。

  2. 出来上がったタイク(たね)であんずを包みます。
    タイクをピンポン玉くらいの大きさに取り、平たくしてあんずを載せ、手のひらでタイクをのばすようにしながらきっちり包みます。
    この時、絶対に穴が開かないよう気をつけてください。穴があると、茹でている時に崩れてしまいます。

  3. すべてのあんずを包み終えたら、沸騰した湯の中に静かに落とし、茹でていきます。
    湯は、グラグラと沸騰させましょう。中途半端な温度では失敗してしまう可能性があります。 


  4. 茹でている間にフライパンを熱し、バター、パン粉と粉砂糖、シナモンを入れてキツネ色になるまで炒めたら火を止めます。
    強い火で炒めるとすぐに焦げてしまうので、弱火でじっくりと炒めましょう。また、火を止めたあともしばらくは、フライパンの熱で焦げていきますので注意してください。

  5. 茹でていると、湯の中でクネーデルが浮き上がってきます。
    クネーデルが浮いて1分ほど経ったら、ひとつだけ取り出して包丁で切ってみましょう。中にまで火が通っていたらO.K.!鍋の火も忘れず消しましょう。
    あんずが若くてかためならば、茹で時間を少し長めにしましょう。

  6. できあがったものをひとつひとつフライパンに移し、4.の炒めたパン粉の中を転がすようにしてまんべんなくまぶし、お皿に取っていきます。
    ざるにあける必要はありません。大きめの茶漉しを使って湯の中からすくうと、水気も切れてうまくいきます。

  7. すべてにパン粉をまぶしたらできあがり!お好みで、シナモンや粉砂糖をふりかけて。

  • マリレンクネーデルは、果物を包んだクネーデルの中で最も一般的なクネーデルです。

  • 下にも書いているように、このマリレンクネーデルをじゃがいものタイク(たね)で作ることもできます。
    Fleischknödel 【フライシュクネーデル】(工事中)のタイクと同じ作り方です。試してみたい方は、参考にしてみてくださいね。

 Topfen oder Erdäpfel?
オーストリアには、Knödel【クネーデル】料理がたくさんありますが、中に果物を包む 
クネーデルの場合、
Topfen 【トプフェン】(クリームチーズ)を使ったタイクで作るか、 
Erdäpfel 【エァドエプフェル】(じゃがいも)を使ったタイクで作るかは、好みによって 
大きく(激しく?)意見の分かれるところです。 
トプフェンで作ったタイクの方がなめらかによく延びるので、果物を薄く包むことが 
できます。それに比べると、じゃがいもで作ったタイクはあまり延びないので、タイク 
そのものを食べることが好きな人は、じゃがいもタイクの方を好むようです。 
じゃがいもの方がおなかにたまる感じでボリュームがあり、トプフェンの方は果物が 
中心の軽い食感です。 
トプフェンタイクが好きな人、じゃがいもタイクが好きな人、それぞれに主張があり、 
どちらもO.K.の人もいれば、激しく一方を拒絶する人もいて、熾烈な戦いがあるそう。 
ちなみにまるファミリーでは、まるママはトプフェン派、おばあちゃんはじゃがいも派。 
皆さんは、どちらがお好みですか? 

(7. März 2003)