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 フィアカーグーラシュ
グーラシュとは、パプリカを使ったハンガリー風煮込み。
Fiaker 【フィアカー】(馬車)の名がつく楽しい一皿です。
所要時間  30分 (+3時間)
難易度  ★★☆☆☆     手間  ★★☆☆☆

材料 (4人分)

牛肉(煮込み用) * 600g
玉ねぎ 1個
トマトピューレ 50cc
りんご酢 大さじ1
パプリカ 大さじ1
マジョラム 小さじ1
クミン(ホール) 小さじ1/2
スープの素 少々
少々
ピクルス 4個
ソーセージ 4本
4個

* 豚肉を使っても構いません
  


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  • 玉ねぎは半分に切ってから、縦に薄くスライスします。

  • 牛肉は一口大に切り、軽く塩を振っておきます。

  • ソーセージの両端には、十文字に切り込みをいれておきます。



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  1. 大きめの鍋に油大さじ2を入れてよく熱し、玉ねぎを炒めます。
    玉ねぎが焦げてしまわないよう、中火で炒めましょう。

  2. 玉ねぎが軽くキツネ色になったら、一度火を止めてパプリカを加えます。
    火をつけたままパプリカを入れると、焦げて苦味が出てしまいますので注意して。

  3. 2.にりんご酢と水少々(分量外)を加えて軽く混ぜ、再び火にかけます。

  4. 軽く火を通したら、牛肉を加えて焼き色がつくまで炒めます。

  5. 4.にトマトピューレを加え、マジョラム、クミンと塩、スープの素で味を整えます。

  6. 肉にかぶるくらいの水(分量外)を加え、蓋をしてやわらかくなるまで煮込みます。時々水を足し、焦げつかないように注意しましょう。
    煮込み時間は3時間と設定していますが、これは目安ですので、様子を見ながら煮込んでください。煮込んでいる間にどんどん水分が飛んでいきますので、気をつけましょう。できあがりのスープの濃さは、少しとろみがある程度が理想なので、煮詰めてしまわないように。

  7. 肉がほろほろとやわらかくなったらできあがり間近。別のお鍋に湯を沸かし、切り込みを入れたソーセージを茹でます。
    香ばしい方がお好きなら、油をひいたフライパンで焼いてもいいでしょう。

  8. ピクルスの端1cmほどを残し、残りの部分を1〜2mmの薄さにスライスします。
    これを広げると、写真のような扇形になります。

  9. フライパンを熱し、目玉焼を作ります。

  10. お皿にグーラシュをよそい、目玉焼、ソーセージ、ピクルスを飾ったらできあがり!



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  • フィアカーグーラシュには、Semmelknödel 【センメルクネーデル】か Salzerdäpfel 【ザルツエァドエプフェル】(じゃがいもの塩茹で)を添えていただきます。


Fiaker - Wien
  • このお料理の名前になっている Fiaker 【フィアカー】とは、2頭立て馬車のこと。
    現在でも、ウィーンを始めとしたオーストリア各地でかぽかぽ走っています。
    なぜ、このグーラシュがフィアカーという名前になったのか?ということについては、いろいろ調べてみましたが、結局分かりませんでした。(フィアカーという名前だけど材料は馬車ではありませ〜ん、などというふざけた解説はあったのですが…) また、分かったら書きたいと思います。

  • 左は、Euro 【オイロ】(ユーロ)が導入される以前のオーストリアの6.50シリング切手。
    オーストリア各州の風俗を描いた切手シリーズのひとつで、ウィーン市内にあるプラーターの大観覧車をバックに走るフィアカーが描かれています。


これなぁに?  ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

     Paprika 【パプリカ】

  • ハプスブルク家がオーストリアを統治していた時代、現在のハンガリーやチェコ、スロヴァキアといった東欧の国々は、当時のオーストリア帝国の一部でした。現在のオーストリアにおいても、料理を始めとした文化の面で、ハンガリーやボヘミア(現在のチェコ)などの影響が色濃く残っているのも、そのためです。ここでご紹介した Gulasch 【グーラシュ】のように、オーストリア料理の中でもパプリカを使ったものは、元はハンガリー料理であっただろう、と言われています。
    真っ赤なスパイスのパプリカは、その名のとおり、パプリカを乾燥させて粉末にしたものです。原料となっているパプリカにはいろんな種類があり、加工している会社によって味がずいぶん違います。もちろん、オーストリアで手に入るものと、ハンガリーで手に入るものも、少しずつ味が異なるようです。
    オーストリアでは、パプリカにはedelsüß 【エーデルスュース】(甘口)とscharf 【シャーフ】(辛口)の二種類があり、料理によって使い分けます。
    パプリカは日にちが経つと変色し風味も落ちますので、早めに使い切りましょう。






(26. Jänner 2003)